100プロジェクトを生み出すワークスペース、100BANCHIがオープン

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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2017年7月7日(金)にパナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーの3社がコラボレーションした新たなスポット100BANCHI(ヒャクバンチ)が渋谷の新南口にオープンした。この新施設は、2018年にパナソニックが創業100周年を迎えることを機に、若い開発者や起業家を支援するという構想をスタートさせたものだ。

なぜ若い開発者や起業家の支援なのかというと、パナソニックの創業者、松下幸之助が自宅の「ガレージ」で創業したのが23歳の頃。もともと若い力やチャレンジ精神が根底にある会社ということもあり、若手を支援していくことにしたという。

築41年の倉庫をフルリノベーションした施設内には、1階にカフェ(2017年秋オープン予定)、2階にワークスペース、3階にイベントスペースなどを設けた3フロアで構成。これからの100年を面白くする100のプロジェクトを生み出す場として活用される。

100BANCHI 2階の「Garage」は、公募により選ばれたプロジェクトチームが入居するワークスペース。「Garage」の利用は、随時ウェブサイトで募集しており、35歳までであれば誰でも応募が可能。選ばれればプロジェクトスペースやイベントスペースを3ヶ月無償で利用できる(プロジェクトの内容によっては延長も可能だ)。フォームからプロジェクトの概要や動機、メンバー構成を送り、メンターが審査をする仕組みになっている。現在、これからの未来を感じさせる13のプロジェクトが採用されている。たとえば「ロボットを1家に一台普及させる」、「翻訳ツールの開発」、「昆虫食の美しいデザインとレシピ」とジャンルを問わないユニークなプロジェクトの数々だ。

参加者は、無償でトップランナーよるメンタリングが受けられるというのも興味深い。メンターには、渋谷区長の長谷部健、カフェ・カンパニー代表取締役社長の楠本修二郎、メディアアーティストの落合陽一らが名を連ねている。

100BANCHの若手の支援という取り組みにより、若い力が集まる渋谷の街から生み出されるクリエイティブな未来に期待したい。

100BANCHの詳しい情報はこちら

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