渋谷駅再開発プロジェクトの一部が発表

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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ここ数年の渋谷駅周辺は、街のいたるところで工事が行われ、黄色いクレーンがそびえたつ光景が日常のものとなっている。この大規模な開発は、複数の鉄道が集まる渋谷駅を鉄道会社がそれぞれ独自に増改装を行ったため、複雑な構造となってしまった駅を整備するべくスタートした。

今後、渋谷はどう変わっていくのか。この工事はいつ終わるのか。再開発プロジェクトの一部である『渋谷宮下町計画』、『渋谷駅南街区』についての発表会が2016年10月24日(月)に行われた。

現在、渋谷駅周辺では、渋谷ヒカリエの開業を皮切りに6つの地区で再開発プロジェクトが進行している。今回発表された2つの施設は、新しいアイデアや技術、コンテンツの開発を担う「クリエイティブワーカー」が集う場所として、クリエイティブ関連の活動を行う入居者のための共同住宅やシェアオフィスを中心とした複合施設としてオープンする。 

 渋谷キャストの広場

渋谷ストリーム

2017年春オープン予定の「渋谷キャスト」は、渋谷と原宿を結ぶキャットストリートの起点に位置する。住宅、オフィスが入居するほか、ファッション雑貨店などが低階層にオープン。また、明治通りには広場が開かれ、フリーマーケットなどのイベントを開催していく。 そして、東横線の駅があった渋谷駅の南側には「渋谷ストリーム」が2018年秋に開業予定。オフィスやホテルが入居する地上35階建ての高層ビルが建設され、駅とをつなぐ遊歩道も設置される予定だ。

開発は2027年までつづく予定で、2020年までに『南平台プロジェクト』、『渋谷駅東棟』、『道玄坂一丁目駅前地区』などが完成し、ヒカリエにつながる渋谷駅東側が整備される。そして、ハチ公広場周辺を2027年までに整備し、このプロジェクトは終了となる予定だ。11年後の渋谷駅は、今では想像できないほど変貌しているだろう。

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