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ロンドンのトラベルカードは世界一高価

ロンドンのトラベルカードは世界一高価
TfL

「物価が高い」というイメージが強いロンドン。実際に現地の人々も同じことを感じており、特に高額な交通費に対する不満が強いようだ。タイムアウトロンドンによる、人々の嘆きを代弁する記事『ロンドンのトラベルカードは世界一高価(London travel cards are the most expensive in the world)』を紹介しよう。

ロンドンのトラベルカードは世界一高価

銀行の預金残高が常に赤字なのはオイスター・カード(ロンドンの公共交通ICカード)のせいだと思っている人は、あながち間違っていないかもしれない。ドイツ銀行による調査の結果、ロンドンのトラベルカードは世界でも突出して高額であることが明らかになった。ロンドン市内での移動が、私たちの生活を台無しにしているわけだ。

調査によれば、ロンドンで1ヶ月間有効のトラベルカードは約135ポンド。 2番めに高額な都市はダブリンで毎月の交通費が約102ポンド、3位はニュージーランドのオークランドで約95ポンドだった。一方、最も安いのはインドのムンバイで、1ヶ月有効のトラベルカードが約11ポンド。ロンドンの12分の1以下だ。

私たちの生活費に関する、さらに残念な事実が、ロンドンの家賃が世界で4番目に高いということと、ジムの会員料金の高さが世界で10位以内に入っているということだ。 加えて、私たちの平均賃金は、世界の10位以内にすらランクインしていない。ロンドンの平均月額収入2,150ポンドはニューヨークより約3分の1低い。オスロ、コペンハーゲン、シドニー、東京よりも下だ。 それら全てを足してもかなわないほど暗い話は、ロンドンは生活の質(quality of life)では、33位でしかないということだ。

悲しみを和らげてくれる楽観的な見解もある。報告書は、「ロンドン(とそのほかの大都市)の順位がこれほど低いのは、高額な生活費と犯罪、公害、通勤時間によるところがほとんどだ」と説明している。さらに最後は「これは主観的なことであり、ある人にとっては長い通勤時間でも、別の見方をすれば通勤中にNetflixのドラマを見るチャンスともとれる」と締めくくっている。

なるほど。この調査報告書によると、長時間誰かの脇の下に押し込められ、世界一高額な交通費を支払わなければいけないとしても、ドラマ『ハウス・オブ・カード』の最新エピソードを見られるのであれば、悲しむことはないということか。

原文

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