2018年12月にオープンして、たちまち銀座の行列店となった。元名門ホテルの料理長が店主を務めている。カウンター6席だけのこぢんまりとした店内は、小料理屋のような高級感あふれるたたずまいだ。
「中華そば」のスープはカモやトリ、野菜などから取り、たれを使わずに、生ハムで風味付けをしたほかに類をみない味わいだ。そこには雑味が全くなく、うまみがたっぷり詰まっている。一口すすると、そのスープの完成度に思わずうならされる。このハイクオリティーなスープに、歯切れのよい細麺の相性も抜群。
チャーシューも口の中でとろけるような柔らかさで、味玉や青ネギ、メンマなどの素材一つ一つが丁寧に作られている。特徴的なスープ、麺や具材含めて、全てが上品で気品あふれる極上の一杯を堪能しよう。