深夜まで本格的な和食が食べられる店として、2002年のオープン当時その名をとどろかせた「福わうち」。コロナ禍で営業を23時までに変更し、現在に至る。
店主・三宮昌幸が「肉じゃが」(1,300円、以下全て税込み)、「塩むすび」(500円)、「とんかつ」(2,800円)などのさまざまな名物を提供。また、多くの常連客が目当てにしているのは、確かな目利きによる旬の魚介と、遊び心が光る料理たちだ。長年通い続ける常連客の中には、著名人や飲食関係者も多い。
三宮を筆頭に、店員は丸刈り。今時珍しいが、そこはかとなく漂う、温かい中にも凛(りん)とした空気感も悪くない。店員に尋ねたところ、髪形は強制ではないそうだ。
ランチタイムも人気で、営業終了の13時30分まで客足が途絶えることはない。サクサクふわふわの「あじフライ」、鶏肉にだしをたっぷりしみ込ませた「だしかつ」、店主の出身でもある大分名物の「とり天」(各1,760円)と魅惑のラインアップ。「筑前煮」(1,980円)や「和牛肉じゃが」(2,420円)なども気になるところだ。
ご飯の量が、100~300グラムから選べるのもうれしい。全てのメニューに付く茶わん蒸しは、ディナータイムで使っているだしを使っている。これ一品で、同店の質の高さを実感できるだろう。
なお、同店のすぐ目の前には、姉妹店の焼き鳥店「鬼わそと」がある。