京都駅中央口から徒歩5分のカフェ「コヨーテ ジ オーディナリー ショップ(COYOTE the ordinary shop)。中米エルサルバドルの豆に特化したコーヒーを提供する。2021年に同店をオープン後、五条や出町柳にも出店し、人気のほどがうかがえる。
エルサルバドルは中米の中でけっしてコーヒー豆の生産量が多いわけではないが、スペシャルティコーヒーの産地として注目を集めている。中でもパカラマ種は、軽やかな口当たり、芳醇な香り、甘さも感じられる豊かな風味が楽しめる。
エルサルバドルとの関係は、オーナーの門川雄輔(かどかわ・ゆうすけ)が、JICA海外協力隊に応募して同国のコーヒー農園に派遣されたことがきっかけだ。顔の見える現地農園から適正価格で豆を直輸入し、焙煎、販売まで手がける、出色のカフェといえる。
コーヒー類のほか、「たまごトースト」も人気。ビーガン対応で鶏卵は使っていないが、味も食感も、まるで卵を食べているよう。朝8時30分からオープンしているので、モーニングにもぴったりだろう。全面ガラス張りで開放感あふれる店内で陽光を浴びながら味わうエルサルバドルのコーヒーは、京都滞在の良いアクセントになるのでは。