100以上の国々から集められた1200体以上の人形が展示されている博物館。昭和初期に日米和平の架け橋となった交換人形「青い目の人形」や、人間国宝の平田郷陽(ひらた・ごうよう)による「生き人形」など歴史的、社会的、芸術的価値の作品も多く展示されている。ほかにも市松人形や人形浄瑠璃、ドールハウスやビスクドールなどそのジャンルは国や世代、趣向を問わない。
特に、日本全土と世界各地の郷土人形が一堂にそろった展示室は圧巻だ。全てのキャラクターの源流がここに集結しているといっても過言ではない。手作りの玩具(がんぐ)好きなら、子どもも大人も隔てなく満喫できるだろう。