

没後110年 日本画の革命児 今村紫紅
「横浜美術館」で、明治末から大正初期にかけて活躍した画家・今村紫紅(1880~1916年)の大回顧展が開催される。公立美術館では初、実に42年ぶりとなる本展では、初公開作品約40点を含む約180点が一堂に集結。国指定重要文化財も揃い、その全貌に迫る。
平安時代以来の「やまと絵」の伝統を学び、若くして歴史画で高い評価を得た紫紅は、やがて日本画の革新を志す。琳派の伸びやかな表現に加え、中国・江南地方の絵画に影響を受けた南画、西欧の印象派など、多様な要素を取り込みながら、風景画に強烈な個性を発揮した。
代表作である国指定重要文化財『熱国之巻』や『近江八景』に見られる大胆な筆致と構図、明るい色彩は、その個性を象徴するもの。35年という短い生涯の中で築かれた創作の軌跡を、紫紅自身の言葉を章題に据えた4章構成でたどる本展は、その全体像を捉える決定版といえる。見逃せない機会となりそうだ。
※10~18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は木曜(4月30日、5月7日は開館)/料金は前売り2,000円、学生1,400円、高校・中学生800円/当日2,200円、学生1,600円、高校・中学生1,000円、小学生以下無料



