1930年から続く小樽の歴史ある銭湯。5代目が家業を継いでいる。銭湯ながら源泉かけ流しの温泉に浸かれるのが魅力。3代目が夢のお告げを受けて、1300メートルまで掘削し、1987年に温泉を掘り当てた。改名して「神仏湯 温泉」となった。
源泉の硫酸塩泉は42〜44度に設定。ちょっと熱めだが体の芯まで温めてくれ、保湿成分の働きで肌がしっとり、つるつるになると評判だ。飲用泉まである。
1989年には、家族風呂を建て増し。当初の6室から今では10室に増えたこちらにも温泉が引かれ、1時間貸し切りで温泉を楽しめるのだから、なんとも贅沢だ。部屋によって大きさや形も異なるので、通う楽しみもある。家族風呂は正月をのぞき年中無休。コンパクトなサウナは100度には届かない低めの温度設定だが、ほどよい湿度もあって入りやすい。
深夜1時まで開いているのも、うれしい。小樽の銭湯の入浴料金は、大人500円(税込み)。ワンコインで極楽の銭湯タイムを堪能してほしい。