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草間の水玉からビュランのストライプへ。GINZA SIXに新作アート登場

GINZA SIX

GINZA SIXの開業1周年を記念して、中央吹き抜け部分に新たなインスタレーションが登場した。オープン以来、訪問客を楽しませていた草間彌生のカボチャは役目を終え、代わりに姿を現したのが、おびただしい数の三角形の旗だ。目がさめるような赤と青の間に、白いラインが幅広のストライプ模様を作り出している。

GINZA SIX

 

同じ場所に展示されていた草間彌生の作品

ストライプ柄にピンと来た人はかなりの現代アート通。担当したのはフランスの現代アーティスト、ダニエル・ビュラン(Daniel Buren)だ。ビュランと言えば、パレロワイヤルの中庭に置かれた、いくつもの白黒スプライトの円柱が最も有名だろうか。制作当初は賛否両論、議論を巻き起こしたようだが、観光客にとってもパリジャンにとっても憩いの場として、いつしか定着したように思う。

GINZA SIXGINZA SIX4階あたりからがきれいに観える

 

幅8.7センチのストライプは、ビュラン作品に繰り返し現れるモチーフで、最近ではパリ郊外にあるフォンダシオン ルイヴィトンでの作品『Observatory of Light(光の観測所)』が話題を集めた。日本との交流も長く、なかば伝説化している1970年の『東京ビエンナーレ「人間と物質」展』にも出品している。以降、200回近く来日したと言われており、2007年には『高松宮殿下記念世界文化賞』を受賞するにいたっている。しかしながら、お台場海浜公園駅にあるパブリックアートの存在は意外と知られていないように思うがどうだろうか。

GINZA SIX正面GINZA SIX正面にもストライプが登場

 

いずれにせよ、都心にいながら現代アートの巨匠の作品に触れられる機会が増えることは歓迎すべきことだろう。「草間彌生の方がインパクトがあった(そしてインスタ映えも)」「サイトスペシフィックな作品なのに、今回アーティスト本人が来場していないのはどうか」といった声も聞こえてきているが、ショッピングがてら楽しむアート談義のきっかけにしてみてはどうだろうか。それにしても、本記事のタイトルのような「水玉の次はストライプ」といった安直な発想は、アーティストや企画者に少し申し訳ない気もするが。なお同作は、2018年10月31日(水)ごろまでの展示が予定されている。

GINZA SIX銀座の中央通りにもフラッグが

 

GINZA SIXまっすぐ撮影しようと思うとエスカレーターでカメラを構えることになる

 

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