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全国のミニシアターを救済するプロジェクトが、支援金1億円達成

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
ミニシアター・エイド基金
ミニシアター・エイド基金
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新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの外出自粛要請が続く現在。全国の小規模映画館「ミニシアター」が閉館の危機にさらされている。

そんななか、映画監督の深田晃司と濱口竜介が発起人となって有志で立ち上がったプロジェクト『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金(以下ミニシアター・エイド)が始動。目標金額として掲げていた1億円もの支援を、公開からわずか3日で達成した。

ミニシアター・エイド基金
深田晃司(映画監督:ミニシアターエイド発起人)

「ちょっとした支援」が映画シーンを救う

ミニシアター・エイドは、ミニシアターへの緊急支援を政府への提言するプロジェクト「#SaveTheCinema」との連動企画。4月13日にプロジェクトページが公開されたばかりだ。

が行き詰まる小規模映画館を支援することを最大の目的とし、目標金額として1億円を募集。支払う金額の段階に応じ、コレクター(支援者)にはチケットやパス、作品ストリーミングなどのリターンが用意されている。 自分の状況に合わせた「ちょっとした支援」ができることから、2020年4月15日現在、1万300人以上ものコレクターからの資金調達に成功している。

全国80劇場以上もの映画館を支援、平均150万円の分配を目指す

ミニシアター・エイドは「達成されれば、Motion Gallery史上最高額になる」という大規模なプロジェクトだ。

クラウドファンディング中に参加団体が増えることも見越し、1運営団体あたり平均150万円の分配を目指す。それが1億円という膨大な額を調達目標に設定した背景である。

特に支援の対象となるのは「コロナ禍に伴い、外出自粛の状況があと3カ月続いた時に、閉館の危機に直面する」運営団体。北は北海道から南は沖縄まで、様々な地域のミニシアターがSOSの声を上げる。東京でも飯田橋ギンレイホールや、アップリンク吉祥寺・渋谷、シアター・イメージフォーラムなど、映画ファンに人気のスポットが名を連ねる。

クラウドファンディングの支援を受けられるミニシアターは4月17日(金)まで募集。4月15日時点で全国85劇場と72団体に支援金が分配される予定だ。

4月14日オンライン記者会見
4月14日オンライン記者会見

応援の締め切りは5月14日まで、映画シーンに必要不可欠な空間を守る

新型コロナウイルスの影響を受け、今や映画館はどこも閑散とした状態だ。 収益減少は今年の2月から始まり、3月末には観客ゼロの回が出てしまう劇場も。休館に踏み切る劇場は続出している。

しかし、ミニシアターこそが日本の映画カルチャーを生み育ててきた場所である。 ミニシアター・エイドの賛同者には、是枝裕和や黒沢清、塚本晋也といった国内外で評価される映画監督から、染谷将太や斎藤工のような俳優など。まさに映画業界の最前線で活躍する著名人らの賛同を受けている。そういった才能が今後生まれ出る場を失うことは、決して許されない。

何よりミニシアターのスクリーンを前に、人々と感動を共有し合うことは素晴らしい体験だ。コロナが収束したあとに映画を鑑賞できる環境がない、というのはあまりにも悲しい事態である。

自宅でウズウズしているなら、未来チケットの使い道をじっくり考えつつ「ちょっとした支援者」になる、という「おうち時間」の過ごし方を提案したい。

支援の募集締め切りは5月14日(木)まで。

公式サイトはこちら

テキスト:高木望

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