Pazzi pizzeria
Photograph: Pazzi

ポストコロナにマッチ、フランスのピザ職人ロボット「Pazzi」

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優秀なピッツァイオーロ(ピザ職人)のように、パッツィ(Pazzi)は次から次へと、生地を準備し、焼き、スライスして、箱に入れていく。適切に量産することが可能で、1時間で80枚のピザを作ることができる。職人とは違って、パッツィが作るマルゲリータやホウレンソウのピザは、誰の手も触れることなく完成する。

パッツィは、人間の監視なしでピザショップを運営する初めてのピザロボット。店は、パリ郊外のヴァルデュロップというショッピングモールにある。設計したのは、起業家のシリル・ハモンとセバスチャン・ローヴェルソ。彼らは、世界初のピザ職人ロボットを開発するため、2019年に1,000万ユーロ(約12億円)以上にもなる立ち上げ資金の調達に成功した。

パッツィの実店舗が初めてオープンしたのは2019年末だが、2020年3月に突然の一時閉店を余儀なくされた。しかし、フランスでの規制緩和が進み、外食における非接触型ソリューションへの需要が高まっている。それを好機ととらえ、彼らは2020年中にさらに4店舗のオープンを計画している。

Pazzi pizza robot

 

Photograph: Pazzi

 

注文は、消毒された決済端末、またはアプリを介して行われる。ピザとピックアップする時間を選択するだけだ。生地はティエリー・グラファニーノのレシピに従い、地元の製粉会社、ムーラン・ファミリオの小麦を使用して作られたもの。ピザは1枚5分で焼き上がり、スライスされてから箱に入れられ、注文客だけがアクセスできる安全なロッカーに置かれる。

決済端末はアプリを利用すれば触らなくても済むが、受け取り時には汚染される可能性のある箇所に触れなければならない心配もある。しかし、店には手指消毒剤が置かれていて、ソーシャルディスタンスも実施されているので安心だろう。 

Pazzi pizzeria

 

Photograph: Pazzi

 

パッツィというこのロボットの名前はイタリア語の 「Cose da pazzi!」 にちなんで名付けられた。大ざっぱにいうと「信じられない!」という意味になる。確かに、このような物理的な距離が厳しく必要とされる時代に、パッツィのようなロボットシェフが世界中のショッピングモールで身近な存在になっても驚かないだろう。

我々が唯一気になるのは、人間が作った最高のピザの味と食感に匹敵することができるかどうかだ。

原文はこちら

 

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