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Photograph: Virginia Rollison

ブルックリン美術館、6月から食料配給を開始

Emma Orlow
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Emma Orlow
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ニューヨーク市内にあるほかの美術館や博物館と同様に、ブルックリン美術館は一時的に閉館している。街が徐々にロックダウン解除の第1段階へ近づいている中、同美術館では、これまでとは違う方法で地域社会に奉仕することを考えているようだ。

ローカル情報サイトのパッチは、ブルックリン美術館は「ベッドスタイを拠点とする食料配給団体、キャンペーン・アゲンスト・ハンガーと提携し、奥の駐車場を無料の食料受け取り場所を設置する」と伝えた。

記録的な数のニューヨーカーが失業中のため、個人や家族が食料品などの必需品を購入するのに苦労しており、元々経済的に弱っていた人々が利用していた食料配給の需要が拡大している。同団体のウェブサイトによると、新型コロナの大流行が市内で広がり始めた3月以来、300万食近くの食事を配達してきたという。空腹のニューヨーカーに食事を提供し続けるため、食料を配給する場所はかつてないほど重要だ。にもかかわらず、新型コロナ危機による人員配置の問題で、記録的な数の配給場所が少なくとも一時的な閉鎖に追いやられてしまっているのが現状だ。

ブルックリン美術館では、6月1日(月)から毎週月曜日に食料配給が行われる予定。配給を受けるには、healthymeals@brooklynmuseum.orgへメールを送り、事前登録する必要がある。

タイムアウトニューヨークで伝えたように、グッゲンハイム美術館ではアウトドアガーデンでトマトを栽培。非営利団体のシティ・ハーベストと協力して、食料を最も必要としている人々に配給している。

原文はこちら

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