Drive-in movie theaters
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デ・ニーロも注目、ニューノーマルで再評価されるドライブインシアター

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アメリカでは、新しい日常生活の開始に向けてゆっくりと準備が進み、各業界は、ニューノーマルがどのようなものになるべきかと模索している。映画産業もその一つ。今回の危機で全世界の映画館がほぼ閉まるという手痛い打撃を被っている。その状況下で、業界では自宅待機を順守しながら映画を楽しめるさまざまな施策を打ち出してきた。早い時期から行われたのが新作映画のオンデマンド配信。『エマ』や『アナと雪の女王2』などの作品が、劇場公開を飛ばして、もしくは縮小して、各配信サービスのラインナップに加えられた。

最近のソーシャルディスタンスの指針が少し緩められる動きに合わせて、映画業界では、人々にもう少し大きなスクリーンで映画を楽しんでもらう施策を考えている。そこで注目されているのが、ドライブインシアターだ。調査会社のコムスコアによると、アメリカに306カ所あるドライブインシアターのうち、現在営業しているのは、50カ所にとどまっている。しかし、新たに発表されたトライベッカ・エンタープライズ、IMAX、AT&Tの提携が好機になるかもしれない。3社はこの夏、アメリカ各地のドライブインシアターやその他の施設で、厳選された映画作品の上映やスペシャルイベントを行うことを計画している。

『トライベッカ・ドライブイン(Tribeca Drive-In)』と名付けられたこの企画は、2020年6月25日(木)からスタートする予定。トライベッカ・エンタープライズとトライベッカ映画祭の共同創設者であるロバート・デ・ニーロは、公式発表の中で「我々は、皆さんにこの夏の楽しみを提供できること、昔ながらの映画鑑賞体験を地域社会が安心して楽しめるものに再構築できることにエキサイトしている」と語っている。今の時点で、上映される作品のラインナップ、会場となるドライブインシアターは発表されてないが、プレスリリースでは「夏の期間、全国に展開する」「選りすぐりの新作、名作、インディーズ作品の上映だけでなく、音楽やスポーツのスペシャルイベントもある」と述べられている。IMAXは、多くの人が想像する形でこの企画に関わる。巨大スクリーンの専門家である彼らは、上映される作品の音と映像のリマスタリングを行い、また、膨大にあるIMAX映画の過去作も上映ラインアップの選考対象に加えられる。

アメリカの各州政府はそれぞれの時間軸で規制緩和が進められるが、映画業界では映画館の再オープンは7月中旬になると考えている。ディズニーは『ムーラン』を7月24日(金)に、ワーナーはクリストファー・ノーラン主演『テネット』を7月17日(金)に劇場公開する予定だ。とはいえ、もしトライベッカ・ドライブインがヒットすれば、屋外で新作映画が公開されるということもあるかもしれない。それはきっと歓迎されるだろう。

ドライブインシアターの利用を検討しているのは映画業界だけではない。ダンスパーティーのようなコンサートを開催することで知られるマーク・ラヴィエは、この夏、全米のドライブインシアターでツアーを開催すると発表している。

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