誰もが知るおとぎ話『シンデレラ』。そのバレエ化の中でも最も知られているのが、イギリスの振付家フレデリック・アシュトンの手による舞台だろう。1948年の英国ロイヤル・バレエ団での初演以来、世界各地のバレエ団が本作を上演しており、日本では唯一、新国立劇場バレエ団だけがレパートリーとして上演を重ねている。
アシュトンならではの端正で美しい動き、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフのドラマティックな音楽、シンデレラに魔法をかける仙女と春夏秋冬の妖精たち、カボチャが姿を変えたきらびやかな馬車……。魅力あふれるその世界の中で、健気で心優しいシンデレラ、完全無欠な王子、男性ダンサーが演じる意地悪だがどこか憎めない義理の姉らが躍動する。
2024年に心臓疾患で休演後、奇跡のカムバックを果たした米沢唯を含む5人のシンデレラが、それぞれの王子や姉らを相手に、それぞれ幸福感いっぱいの舞台で観客を魅了することだろう。
※昼の部は13時か14時から、夜の部は18時か18時30分から(日によって異なる)/チケットは4,950円から(席によって異なる)
テキスト:高橋彩子



