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店主が三軒茶屋にあるビルの3階を内覧した時、大きな窓と奥の天窓から光が差し込む様子を見て、「光を提供する場所にしよう」と決めたという。
「トワイライライト(twililight)」がオープンしたのは、2022年の3月11日。さかのぼること11年前、東日本大震災が起きた2011年3月11日は、店主がかつて勤めていた会社の最終勤務日でもあった。「あの日からずっと続いている」という思いから、あえてオープンをこの日を選んだ。コロナ禍に家で自分としか向き合えないつらさを経験し、ホッとひと息つけるサードプレイスを作ろうと思ったという。
書店は、カフェとギャラリーを併設。生成り(きなり)色の壁に柔らかい光が差し込み、落ち着いた空間が広がっている。古い建物を生かし、あえて抜け感を意識したレイアウト。白と青のデザインが目を引く壁は、昔お風呂として使われていたタイルの名残だそうだ。
選書は自ら行い、好きな文芸や詩の本が少し多め。壁沿いの棚は大まかなジャンルに分けられ、中央には今手に取ってもらいたい本を面出しで並べている。そのほか、トークイベントや朗読会、ギャラリーでの展示も開催しており、楽しみどころが満載だ。「今は自分の場を持ち、一日一日を自分で作っている手応えがあると」語る店主の表情が頼もしい。
商品を購入するかカフェで注文すれば、屋上に出ることができる。三軒茶屋の街並みを眺めながらゆったり過ごす時間は、格別だろう。
場所が少々わかりづらいが、茶沢通りの1階にある「ブーランジェリー ボヌール 三軒茶屋店」が目印だ。
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