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イタリア郷土菓子を専門に製造販売する店。ここでは、本場に近い「ボンボローニ」を味わえる。「ボンボローニ」とは砂糖をまぶした揚げパンの中にクリームが詰まったイタリアの郷土菓子である。
オーナーパティシエの塩月紗織は、シチリアをはじめイタリア各地で約7年半修業を積んだ経歴を持つ。同店では「カンノ―リ」や「ババ」など、イタリアの日常にある菓子を提供している。
なかでも、現地の製法をそのまま踏襲した『ボンボローニ』(530円)はフレッシュさが魅力。オーダーを受けてから1つずつフィリングを詰めるため、出来たてを楽しむことができるのだ。フィリングはカスタードクリーム、リコッタチーズクリーム、アプリコットジャム、季節で変わるシーズナル(2022年5月時点はピスタチオクリーム +70円)の4種類を用意する。
リコッタチーズとピスタチオをスイーツに使用するのはイタリアの中でもシチリアのみの食文化と言われており、現地で修業を積んだ塩月ならではのアイデアが光る。クリームはいずれも甘さをおさえ、食べやすく仕上げている。