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早稲田通りを歩いていると、コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物が目に留まる。創業1964年、早稲田を代表する老舗古書店「五十嵐書店」だ。本が山積みの古書店のイメージと違い、洗練された空間が広がっている。
2店舗あった店を1つにまとめて、改築したのは2002年。先代の仕事を引き継いだ現店主は、圧迫感がなく入りやすい内装を意識した。 地下には国語国文学、日本史、仏教などの書が並び、1階には学生をはじめ、より多くの人に手に取ってもらえるよう、幅広い分野の本を置いている。
1階のカウンターショーケースとガラスの棚には、装丁が美しい本やアート本を展示。またフロアごとに棚の色や素材を変えるなど、こまごましたところに店主のこだわりを感じるだろう。
地下へ下りると、古代・中世・近世に分けられた日本史の本、東洋史や辞書など、普段目にすることのない専門書が、静かな空間にぎっしり並べられていた。時代を超えて受け継がれてきた本を見ると、「本」は貴重な文化財なのだと改めて実感する。
今後は、江戸時代の和本を少しずつ増やしていきたいという。これからも楽しみだ。
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