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カフェ「パドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)」の奥にひっそりとたたずむ、知る人ぞ知る花屋「フォレジャー(Forager)」。一歩店に足を踏み入れると、ほっと優しい気持ちに包まれ、なんとも心地よい雰囲気の中で時間がうっとりと流れていく。
オーナーのチーコは、花一筋に歩んできた花職人だ。数々の紆余曲折を経て独立を決意し、カフェやバーで週末限定のブーケ販売を行ったり、写真家とタッグを組んでカレンダーを制作したりと、さまざまな挑戦と経験を経て現在の路面店をオープン。現在9年がたつ。店舗を持った今でも、ポップアップイベントや花をテーマにした編集活動など、花屋の枠組を超えた多様で幅広い表現を続けている。
店内には、季節の光を大切に仕入れられた花が15種ほど並ぶ。夏は日差しに映えるクリアな色合いの花、冬はほっこりとした色味の花といった具合に、その時期ならではの魅力を放つ花々が人の心に寄り添う。見事な手つきで織り成す、野原の自然を束ねたような抜け感のあるアレンジは、花を贈る楽しさを改めて感じさせてくれる。
決して広くはない空間だが、角に丸みを持たせた内装や什器の配置によって、見えない仕切りが生まれ、ゆとりが感じられる設計になっている。奥には全国からセレクトした花瓶やオブジェも並び、花と暮らしをつなぐ提案をしてくれる。
どんなときも真摯に花と向き合い、自分の理想とする花屋を探し続ける。その姿勢に自然と人が集まり、信頼が生まれていく。「特別な日」だけではなく「なんでもない日」にも訪れたい、そんな花屋だ。
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