中村文具店

タイムアウトレビュー
注意! 最新情報の掲載に努めているが、通常とは営業時間が異なる場合もあるため、公式サイトなどで確認してから訪れてほしい。
小金井市の住宅街にある、週末のみ営業の古文具専門店。店主は、武蔵小金井駅前で60年続いた街の文具店の3代目。駅前の再開発のために閉店した旧店の倉庫から、昔懐かしい昭和の文房具がたくさん見つかったのをきっかけに、2010年に「Made in Japan」のヴィンテージ文具の専門店をオープンした。廃業を決めた文具店や卸業者のデッドストックの山から発掘された、戦前期からの貴重なアイテムが並ぶ店内は、さながら私設ミュージアム。その噂を聞きつけた、香港や台湾をはじめとする海外からのコレクター客も増えているという。最近、新たに力を入れているのは、これまで蒐集してきた昭和のコレクションを使って作る、1点ものの「アップサイクル」商品。往時のタイポグラフィや意匠が美しい古雑誌や広告の実物を表紙に用い、中紙も同時代の古紙にこだわったメモ帳やノートは、東京の職人がひとつひとつ製本した特注品だ。少々分かりにくい場所にあるが、苦労してもたどり着くべき、隠れた宝石のような店。こういう店があるから、東京は面白い。なお、2015年内には駅近くに移転を予定している。
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