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吉祥寺駅から井の頭公園の中を歩いて数分の静かな住宅街にある、古書が8割の写真集専門店「ブックオブスキュラ(bookobscura)」。店にたどり着くと、木枠を使った6つの大きな窓と、その上を覆うように広がる緑の外観に目がいく。窓からは明るい室内が見え、思わず足を踏み入れたくなるだろう。
店主の写真集との出合いは15歳の時。古本屋でヨゼフ・クーデルカ(Josef Koudelka)の写真集『Exiles(エグザイルズ)』を手に取り、文がないのに作家の寂しい、悲しいという感情が読み取れたことに衝撃を受けた。以降は写真集のとりこになり、200年以上の歴史を持つ「写真」というものについて日々研究している。
店を訪れる人は写真は撮っても、写真集は見たことがない人がほとんどだそう。奥深い写真の世界をより多くの人に見てもらうため、作家別ではなく、家族やファッションなど、ジャンル別に並べている。また、冊数を絞ってすっきり見せることで、できるだけ手に取りやすくしているという。不定期で作家の展示も行う。
我が家のように店でくつろいでもらいながら、写真について知ることができる「学び舎」のような存在でありたいと願う店主。写真集は読み物であり、それを読み解くヒントを提供したいと話していた。店を訪れた後は、写真に対する印象が変わるかもしれない。
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