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函館市電の十字街電停前にある、陶芸工房を備えた工芸ギャラリー。陶芸家の堂前守人が主催し、工房で制作された陶器を中心に、北海道の作家の陶器や全国の工芸品、衣服、アクセサリー、北海道や東北の骨董品や古道具を扱うほか、予約制で陶芸体験もできる。
「箱庭カフェ」では中庭を見ながら、堂前が作った器で飲み物や創作菓子が楽しめる。見回せば調度品や内装も趣があるが、もとは明治時代の創業で食料品問屋を営んでいた梅津商店の建物だった。幾度も大火に遭い、現在のものは1934年の大火の後に復興の先駆けになるべく建てられた。
一見コンクリート造りに見えるが木造モルタル造りであり、外観の曲線を描くフォルムからも当時の技術水準の高さがうかがえる。2階には建築時のままの応接間も残され、梅津商店の資料を展示している。建物は長らく空き家だったが、十字街のランドマークを次代に残そうと、堂前が「はこだて工芸舎」を同地に移転した。
函館は幕末に北海道で初めて陶磁器作りが行われた地でもあった。十字街という歴史ある地と、堂前の歩みがクロスして生まれた工房と手仕事に、ぜひ触れてみてほしい。
OMO5函館の「OMOカフェ&バル」でも、堂前亜子の器やオブジェを鑑賞できる。
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