豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表

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  1. 豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表
    画像提供:東京都現代美術館《書体 水平 #1》1999年- 作家蔵
  2. 豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表
    Photo: 山本糾左:《収納装置2》作家蔵 右:《収納装置 尾》個人蔵 いずれも2021年 
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タイムアウトレビュー

さまざまな制度や仕組みに無意識に従う人間の思考の型を見いだし、社会と個人の関係や、自己の在り様を問い続ける現代作家・豊嶋康子。美術館では初となる大規模個展を「東京都現代美術館」で開催。30年に及ぶ豊嶋の活動の全貌を、初期作品から新作まで400点近く集め検証する。

展示は、作家自身の思考に基づいて構成。作家デビューを飾った「マークシート」「エンドレス・ソロバン」が、全面修復を経て33年ぶりに公開される。そのほか、定規をオーブントースターで加熱しゆがませた「定規」シリーズや、銀行での口座開設や株式購入などを行う「口座開設」「ミニ投資」など、複数の見方が現れる作品群が展示される。

会期中は、アーティストトーク、対談、ボランティアや担当学芸員によるギャラリーツアーなども行われるので、ぜひ参加してほしい。

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