現代美術家の若江漢字は、1970年代のドイツ滞在をきっかけにヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys、1921~1986年)の思想と芸術に深く共鳴した。以来、ボイスとの交流を通じて、ボイス作品をはじめとする現代美術の収集と展示など、自らの創作活動と並行して芸術と社会を結ぶ活動を続けてきた。
「神奈川県立近代美術館」で開催される「若江漢字とヨーゼフ・ボイス 撮影されたボイスの記録、そして共振」では、若江が1982年の「ドクメンタ7」で至近距離から撮影したボイスのアクションや、1984年のボイス来日時の姿など、希少なドキュメント写真を多数公開。多くが初公開となるこれらの写真は、歴史的証言であると同時に、若江の作家としての視点をも伝える。
また、若江の初期作品から最新のインスタレーションまでを、若江が設立した「カスヤの森現代美術館」が所蔵するボイスのマルティプル作品、そして若江撮影のボイスの記録写真とともに紹介。若江とボイスの造形の軌跡を概観する貴重な機会を見逃さないように。
※9時30分~17時(入館は16時30分まで)/休館日は月曜(祝日の場合は開館)/料金は1,200円、20歳未満・学生1,050円、65歳以上600円、高校生100円、中学生以下無料
