モノと身体
画像提供:国立歴史民俗博物館

モノと身体

  • アート
広告

タイムアウトレビュー

縄文・弥生・古墳へと続く日本列島の先史社会では、多様な造形が生み出された。日常的な道具から象徴的な造形物に至るまで、その形や色、大きさは人の身体との関係の中で決定づけられている。縄文土器や土偶、古墳時代の装身具などはいずれもその例である。

近年は、人とモノの相互作用に注目が集まっている。人がモノをつくると同時に、モノもまた人の行動や意識を形作り、両者が影響し合いながら変化していくという視点だ。しかし、単にモノを鑑賞するだけでは、人の手による造形という理解を超えられない。

国立歴史民俗博」で開催の本展では、3Dデータを活用し、往時に近い身体感覚でモノに触れるような場を提供する。「みえないものを形にする」「うつわの世界」「武装と身体」などをテーマに、なぜこの形なのか、なぜこの色なのか、なぜこの大きさなのかを、人がモノを「つくり」「つかう」身体感覚から探る。

さらに、モノは時代を超えて存在し続けることで、後世の人々に過去を認識させ、その意識や行動にも影響を与える。遺品や記念物、慰霊など、もう一つのモノの役割についても注目する。

展示資料は、表情豊かな縄文土器や土偶をはじめ、絵画銅鐸、流水文銅鐸、銅矛、小札鋲留衝角付冑、三角板革綴衝角付冑、単龍環頭大刀、頭椎大刀、武装男子立像埴輪(VR映像)など約80点で構成される。

※9時30分~17時(入館は16時30分まで)/休館日は5月11・12・18・25日/料金は900円、学生500円、高校生以下・18歳未満無料

詳細

広告
最新ニュース