1. 国立近代美術館
    Photo: The National Museum of Modern Art, Tokyo
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    国立近代美術館
  • アート
  • 竹橋

東京国立近代美術館

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タイムアウトレビュー

皇居の横に建つ日本で最初の国立美術館は、20世紀の始まり以降の日本美術を集めたもう一つのMoMA。企画展もさることながら、常設展も充実している。横山大観や岸田劉生などの重要文化財を含む1万2500点を超える国内屈指のコレクションから約200点を入れ替え展示している。

建物は1969年に谷口吉郎により設計され、2002年に増築、改築が行われた。皇居の堀と石垣の横にあるので、春には花見、秋には紅葉を楽しむのに最高の場所。東京駅から、皇居を見ながら同館へ至る散策ルートもおすすめだ。

詳細

住所
東京都千代田区北の丸公園3-1
Tokyo
アクセス
東京メトロ東西線『竹橋』駅(1b出口)徒歩3分
価格
展覧会により異なる
営業時間
10時00分~17時00分、金・土曜は20時まで(入館は閉館30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)

開催中

フェミニズムと映像表現

テクノロジーの登場は、美術の歴史に大きな変化をもたらした。ビデオやカメラの普及もその例外ではない。最新の機器を巧みに手にし、社会に問いを投げかける発信者となった女性アーティストたちは、どのようにして自身の違和感を記録し、メッセージを発信したのか。 「国立近代美術館」で開催される「フェミニズムと映像表現」は、1970年代から現代までの女性作家による映像作品を4つのキーワードに分けて紹介する。フェミニズムと映像作品というテーマを通じて、時代によって移り変わる女性と映像の関係を丁寧にひもといていく。 展示作家には、テレビの料理番組をパロディー化した『キッチンの記号論』で家庭内労働や家父長制への違和感を示したマーサ・ロスラー(Martha Rosler)や、都市の雑踏の中で直立不動に立ち、自らを異質な存在として際立たせたキムスージャ(Su ja Gim)をはじめ、塩田千春、ジョーン・ジョナス(Joan Jonas)、出光真子など、フェミニズムと映像を語る上で欠かせないアーティストたちが名を連ねる。 自分の体や存在を取り戻すことを試みた女性アーティストたちの作品を通じて、現代におけるフェミニズムの新たな視点を考察する機会となるだろう。 ※10~17時(金・土曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)休館/料金は500円、学生250円、高校生以下・18歳未満、65歳以上は無料/金・土曜は17時以降300円、学生150円

ハニワと土偶の近代

いにしえの地層から出土したはにわや土偶が、なぜ注目を浴び、美術や工芸、文学、思想、さらにはテレビ番組に至るまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきたのか。その評価はいかに広まり、岡本太郎やイサム・ノグチらはいかに美的な価値を「発見」し熱中したのか。 竹橋の「東京国立近代美術館」で開催される本展は、美術を中心に文化史の舞台に躍り出た「出土モチーフ」の系譜を、明治時代から昭和戦後にかけて追いかけつつ、はにわや土器・土偶に向けられた視線の変遷を探る。 序章と1〜3章の4章構成で、明治時代のスケッチから、昭和や戦後に特撮や漫画といった日常の中のサブカルチャーに取り入れられていった事例まで幅広く紹介する。美術品を鑑賞しながらはにわ・土偶ブームの裏側をも見えてくるような、ユニークな企画展だ。 ※10~17時(金・土曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日/料金は未定

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