日本の暮らしには欠かせない存在である「畳」。その歴史や製法、未来に触れられる展覧会が、4日間限定で開催される。 会場は、「エデュケーションエリア」「インスタレーションエリア」「家具エリア」「併設企画」の4つのゾーンに分かれ、多角的に畳を体感できる構成だ。
エデュケーションエリアでは、畳の歴史や製法、素材を紹介。畳をパーツごとに分解した展示などを通して、その奥深さを学べる。続いてインスタレーションエリアのアトリウムには、32畳分の広大な畳空間が出現。畳の香りや落ち着きのある若緑色、足裏に伝わる安心感が五感で味わえる。
家具展示エリアでは、国内外のアーティストと畳職人がコラボレーションした家具やプロダクトを紹介。京都を拠点に活動するオランダ出身のテキスタイルアーティスト、メイ・エンゲルギール(Mae Eengelgeer)による作品など、既成概念を超えた畳の新しい表現に出合える。
2025年8月29日(金)には、櫻井真也が所長を務める日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」による茶会ワークショップが展覧会場で開催される。イベント予約ページから事前予約を受け付けている。
また、「スパイラルカフェ(Spiral Café)」では、イグサをテーマにした特別メニューを展開する。鑑賞の後に楽しみたい。
現代における「畳」の可能性をアップデートする同展。新しい視点に触れて、これからの畳の未来が見えてくるかもしれない。
※11〜19時(28日は12〜16時、31日は11~18時)/入場は無料