1. 永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年
    平野啓一郎「三島由紀夫論」2025年 書籍、ミックスメディア 40x50x31cm
  2. 永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年
    杉本博司 Bay of Sagami, Enoura 2025 gelatin silver print 119.4 x 185.4 cm Negative 615 相模湾、江之浦 2025 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4 x 185.4 cm ネガ番号 615
  3. 永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年
    アニッシュ・カプーア Untitled 2014年 Gouache on shiramine paper h.56.5 × w.189 cm [AK0352]
  4. 永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年
    中西夏之「着陸と着水」2025年版 ミックスメディア インスタレーションサイズ可変 作品写真クレジット:後藤充

永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年

  • アート
  • GYRE GALLERY, 表参道
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タイムアウトレビュー

GYRE GALLERY」で、グループ展「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100=昭和100年」が開催。国内外の現代美術家によって、三島由紀夫(19251970年)の遺作『豊饒の海』をテーマに、戦後日本美術の空虚と再生を見つめ直す。

フランスの哲学者、ロラン・バルト(Roland Barthes、19151980年)は、「表徴」があふれている中心のない空虚な日本に注目し、それを「意味の帝国」に対し「表徴の帝国」と表現した。天皇・都市・女形・すき焼き・礼儀作法・パチンコ・学生運動も表徴であって、意味から解放された日本文化の自由度を描写した。

本展では、バルトが語った「表徴の帝国」としての日本と、三島が自決する数カ月前に遺した「空虚な国」という視点を手がかりにする。そして、アーティストたちが「意味」から解放された表現を通して、中心なき美の風景を浮かび上がらせる。

参加アーティストは、中西夏之、ジェフ・ウォール(Jeffrey Wall)、杉本博司、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお。ぜひ足を運んでほしい。

※11〜20時/休館日は8月18日入場は無料

企画:飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所 所長)

詳細

イベントのウェブサイト
gyre-omotesando.com/artandgallery/mishima-yukio/
住所
GYRE GALLERY
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3階
Tokyo
アクセス
東京メトロ千代田線・副都心線『明治神宮前』駅(出口4) 徒歩2分/東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線『表参道』駅(A1出口) 徒歩4分

イベント詳細

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