人体と機械の美を追求した作品で、国内外で伝説的な存在となっているエンターテイナー、空山基の個展が都内3会場で同時開催。同展では、メイン会場となる「NANZUKA UNDERGROUND」で、新作のヒューマンスケールサイズのロボット彫刻作品による大規模なインスタレーションを展開。そのほか、空山初となるCGテクノロジーを駆使した映像作品や、近年精力的に取り込んでいる大型のキャンバス絵画作品を展示する。
一躍有名となった作品「セクシーロボット」シリーズでは、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。2020年に開催した個展「Sex Matter」には、空山はアートにおける性の問題を、ロボットを通して表現するという作品にチャレンジした。
同展「Space Traveler」では、人間の身体性を超えた未来という仮想の物語を提示。空山の作品を通して、人のようで人ではない存在、人の時代以後の世界を空想しよう。