デンマークの映画監督であるニコラス・ウィンディング・レフン(Nicolas Winding Refn)とゲームクリエーターの小島秀夫が考案した展覧会「Satellites」が、「プラダ 青山店」で開催されている。
映画業界とゲーム業界のプロセスが互いに接近し、重なり合う傾向にあると考えているウィンディング・レフンと小島。そして、将来的には共通のテクノロジーの活用などを通じて一つのデジタル次元へと融合し、個人や集団の体験に新たな可能性をもたらす可能性があるという信念の下、活動している。
今回のコラボレーションでは、両者の選択的な一体感を浮き彫りにし、個の枠、言語の壁を超えることを可能にした。
会場は、ミッドセンチュリー風のインスタレーション空間として生まれ変わり、鑑賞者を別の次元へと誘う。レトロフューチャーな宇宙船を模した6台のテレビで構成され、映像として浮かび上がったウィンディング・レフンと小島が深く思索的な対話を交わす。
彼らの対話は、友情、クリエーティブなコラボレーション、新しいテクノロジーと創造性、アイデンティティーとコミュニケーション、死とその先に残るものなど、多岐にわたるテーマを探っている。
貴重な本展。ぜひ見逃さないでほしい。
※11〜20時/入場は無料