3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する「六本木クロッシング」は、2004年以来「森美術館」で共同キュレーション形式により開催されている定点観測的な展覧会。今回は、国際的に活躍するアジアのゲストキュレーターを迎え、「時間」をテーマに、国籍を問わず日本で活動する、または日本にルーツを持ち海外で活動するアーティスト全21組を紹介する。
出展作品には、絵画・彫刻・映像・工芸、手芸・ZINE、さらにはコミュニティープロジェクトも含まれる。桑田卓郎の色彩鮮やかな大型の陶芸作品や、自身の声や環境音を用いて作品を制作する細井美裕の新作サウンドピース、沖潤子の抽象画のような刺繍(ししゅう)作品など、100点を超える多様で多彩な表現が一堂に会する。
また、多くのアーティストが新作を発表。A.A.Murakamiによる、AIが記述したオペレーティングシステムによって機能する、シャボン玉を用いた大型の新作インスタレーションのほか、廣直高の新作絵画と彫刻作品、和田礼治郎の彫刻、マヤ・ワタナベの映像などの作品が揃う。
会場では、木原共のAIゲーム作品のプレイ体験や、宮田明日鹿による「出張手芸部」への参加など、多様な体験が用意されている。アメフラシはわらじ作りなど伝統産業の継承プロジェクトを紹介し、北澤潤はろうけつ染めのワークショップを実施。会期最終日には、鑑賞者がズガ・コーサクとクリ・エイトの作品パーツを持ち帰ることもできる。
本展の副題「時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が示すのは、時間の貴さとはかなさ。各作品に現れるさまざまな時間の交差を通して、日本のアートを多角的に見つめ直していく。
※10~22時(火曜は17時まで、12月30日は22時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金はオンライン 平日1,800円、65歳以上1,500円、学生1,300円/オンライン 土・日曜・祝日2,000円、65歳以上1,700円、学生1,400円/当日 平日2,000円、65歳1,700円、学生1,400円/当日 土・日曜・祝日2,200円、65歳以上1,900円、学生1,500円、中学生以下無料








