1. ペースギャラリー
    Photo: Kisa Toyoshima | ペースギャラリー1階
  2. ペースギャラリー
    Photo: Kisa Toyoshima | ペースギャラリー2階
  3. ペースギャラリー
    Photo: Kisa Toyoshima | ペースギャラリー3階
  4. ペースギャラリー
    Photo: Kisa Toyoshima

Pace Gallery

  • アート
  • 神谷町
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タイムアウトレビュー

「Pace Gallery」は、1960年にアーニー・グリムシャー(Arne Glimcher)がボストンに設立、現在はニューヨークに2軒のほか、ロサンゼルス、ロンドン、ジュネーブ、ソウル、香港に拠点を構えており、東京のスペースは世界で8つ目のギャラリーとなる。

同ギャラリーと関係の深いマーク・ロスコ(Mark Rothko)ら巨匠のほか、ジェームズ・タレル(James Turrell)やリ・ウファン(李禹煥)、名和晃平などの作品を扱う、国際的にも強い存在感を示すメガギャラリーだ。

2024年9月に予定しているグランドオープンに先立ち、7月6日(土)から「プレビュー展」という形で一般にも披露される。

内装デザインを手がけているのは、国内外で高い評価を得ている藤本壮介。藤本が建築全体ではなく、商業施設内にあるスペースを担当するのは珍しい。総面積510平方メートルの3フロアから成るスペースは1階部分のみが独立しており、2・3階は展示空間に設けられた階段でつながっている。藤本らしい透明感や浮遊感を感じさせる階段は魅力的だが、3階部分はサロンとして使用されるため、残念ながら普段は一般に公開されないという。

とはいえ、世界のトップギャラリーが取り扱う作品を、誰でも無料で観られる場所がまた一つ東京に増えたことは、単純に喜ばしい。

プレビュー展では、9月のグランドオープンでの個展が予定されているメイシャ・モハメディ(Maysha Mohamedi)の作品をはじめ、展示作品の入れ替えもしながら、同ギャラリーが扱うさまざまなアーティストの作品を紹介している。

詳細

住所
東京都港区虎ノ門5-8-1 ガーデンプラザ A 1・2階
Tokyo
アクセス
東京メトロ日比谷線『神谷町』(出口2)徒歩2分
営業時間
11~20時(日曜は18時まで)/定休日は月曜

開催中

Angels of the Maelstrom

1970年代後半から80年代にかけて、既存のイメージを引用・再構築し、メディアが作り出す虚構やステレオタイプを暴いた「ピクチャーズ・ジェネレーション」。その中心人物の一人、ロバート・ロンゴ(Robert Longo)の展覧会「Angels of the Maelstrom」が「Pace Gallery」で開催されている。 日本では30年ぶりの個展となる同展。ニュース写真やインターネット上の抗議活動、戦争のイメージといったメディアに現れるイメージをテーマに木炭で緻密に描き、その背景を浮き彫りにした新作や近作が並ぶ。 本展のハイライトは、「ロサンゼルス・ドジャース」の大谷翔平を描いた『Untitled (American Samurai)』。アメリカを象徴するスポーツにおいて歴史的存在となった大谷の姿が、両国の文化を象徴するものとして描かれている。 同展の着想源の一つとなっているのが、パウル・クレー(Paul Klee)の絵画『Angelus Novus』(新しい天使)だ。作品を所蔵していた哲学者のヴァルター・ベンヤミン(Walter Benjamin)は、同作に描かれている天使を「過去を見つめながらも、抗えない力によって未来へと押し流されていく存在」として読み解いた。 ロンゴの作品もまた、激動する時代に抗えない歴史のうねりの中で私たちがどこへ向かうのかを問いかける。ぜひ足を運んでほしい。 ※11~20時(日曜は18時まで)/定休日は月曜/入場は無料
  • コンテンポラリーアート
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