

I’m Baaack
約30年ぶりとなるケニー・シャーフ(Kenny Scharf)の新作個展が、原宿の「ナンヅカ アンダーグラウンド」と赤坂の「草月会館」で開催。 アメリカ出身のシャーフは、独自のキャラクターを駆使したアート作品という、21世紀型ポップアートのトレンドを切り開いた先駆者として、多くのアーティストに影響を与えている。 本展では、「温暖化」「見えぬ道筋」「原告」「医療システム整備」などのキーワードがちりばめられた作品を展示する。日本初公開となる、使い古した玩具や家電を使ったインスタレーション「Cosmic Cavern」にも注目したい。 草月会館では、自身がペイントと改造を施したキャデラック「夢の車」が38年ぶりに限定公開。2023年6月10日(土)にはトークショーも予定している。ビビッドな世界に没入しよう。
オルタナティブな視点でまだ日本では無名のアーティストや次代を担うアーティストなどを積極的に招聘(しょうへい)し、アートシーンに一石を投じ続けてきたコンテンポラリーアートギャラリー、ナンヅカ(NANZUKA)。これだけ尖った作品たちを入場無料で鑑賞できる機会はなかなかないだろう。気軽に足を運び、時代の最先端を目撃しよう。