

traveling without moving
多彩な色彩とポップアート的な作品が人気のアーティスト、ヘブル・ブラントリー(Hebru Brantley)の新作個展が、原宿の「ナンヅカ アンダーグラウンド」で開催。アフリカ系アメリカ人のブラントリーが描く壁画やグラフィティは、ステレオタイプな従来のヒーロー像への挑戦の意味も込められており、人種問題の視点で若い世代から絶大な支持を集めている。 展示作品には、大きなパイロットゴーグルを着けたキャラクター、「フライボーイ(FLYBOY)」が描かれている。「ダーク・フィクション」という大宇宙の探求をテーマに、高さ2メートルを超えるロケットのインスタレーションと、約13点の新作平面作品が登場する。 本展は、銀座にある「メグミオギタギャラリー(MEGUMI OGITA GALLERY)」で開催する「Still展」との共同企画である。ポップなアートを観に行こう。
オルタナティブな視点でまだ日本では無名のアーティストや次代を担うアーティストなどを積極的に招聘(しょうへい)し、アートシーンに一石を投じ続けてきたコンテンポラリーアートギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」。これだけ尖った作品たちを入場無料で鑑賞できる機会はなかなかないだろう。気軽に足を運び、時代の最先端を目撃しよう。