

村松佳樹 NO SEQUENCE
「NANZUKA UNDERGROUND」で、アーティストの村松佳樹による新作個展「NO SEQUENCE」が開催。絵画12点、ドローイングコラージュ3点、映像作品1点からなる新作群を発表する。
写真・手描き・コマ撮り・実写・クレイ・コラージュなど多様な手法を横断しながら、映像作品を中心に制作を行う村松。音楽グループのビジュアルワークや国際的なアートフェアへの参加など、芸術と商業の領域を往還しながら活動している。
その関心は、エドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)の連続写真やドイツ表現主義映画といった古典的映像表現から、ノーマン・マクラレン(Norman McLaren)の抽象フィルム、カルト映画やB級ホラー、実験映像、GIFアニメーションにまで及ぶ。さらに、人間の形状や温度を記憶し、映像的な余韻を残す家具やソファといった日常的な事物に宿る「時間の痕跡」にも向けられている。
また作品は、ジャポニズム、象徴主義、シュルレアリスムといった美術史的文脈から、現代のゲームカルチャーや漫画、映画表現までを多層的に取り込みながら構築。こうして、異なる時代や文脈に属するイメージの断片が、独自の映像的文法へと再編されていく。
ソーシャルメディア時代にあふれる断片的な視覚情報や時間感覚を再編集し、連続性そのものを問い直す試みとして、村松の作品は現代のイメージ環境を映し出している。
※11〜19時(休廊日は日・月曜)/入場は無料





オルタナティブな視点でまだ日本では無名のアーティストや次代を担うアーティストなどを積極的に招聘(しょうへい)し、アートシーンに一石を投じ続けてきたコンテンポラリーアートギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND(ナンヅカ アンダーグラウンド)」。これだけ尖った作品たちを入場無料で鑑賞できる機会はなかなかないだろう。
気軽に足を運び、時代の最先端を目撃しよう。