1. 小林徳三郎
    《金魚を見る子供》1928年 東京国立近代美術館
  2. 小林徳三郎
    《花と少年》1931年 ふくやま美術館
  3. 小林徳三郎
    《お盆の柿》1945年 ふくやま美術館
  4. 小林徳三郎
    《海》1942年 東京国立近代美術館
  5. 小林徳三郎
    《鰯》1925年頃 碧南市藤井達吉現代美術館
  6. 小林徳三郎
    《モクバクワン 画稿4》1915-18年頃 個人蔵
  7. 小林徳三郎
    《金魚を見る子供》1929年 広島県立美術館

小林徳三郎

  • アート
  • 東京ステーションギャラリー, 丸の内
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タイムアウトレビュー

「東京ステーションギャラリー」で、日本近代洋画の改革期に活躍した画家・小林徳三郎(18841949年)の初の大回顧展「小林徳三郎」が開催。約300点の絵画と資料で、小林の半生と画業の展開をたどる。

東京美術学校を卒業後、先駆的な絵画表現で注目を浴びたフュウザン会に参加し、出版の仕事や劇団「芸術座」の舞台装飾に携わった小林。洋画家として、イワシやアジといった魚を主題とした作品を数多く描き、周囲に強い印象を与えた。

40代半ばからは、自分の子どもたちや日常の光景を題材にした作品を多く制作。時にアンリ・マティス(Henri Matisse)を思わせる色彩と筆遣いの静物画も生み出す。晩年は自然風景に関心を向け、死の直前まで精力的に筆を握り、春陽展への出品を続けた。

注目は、メインビジュアルにもなっている長年行方不明だった代表作『金魚を見る子供』。1929年に「春陽会」第7回展で発表し山本鼎に絶賛された本作は、小林が息子を描いた家族像で、戦後しばらく所在が分からなくなっていたが、今年春に発見された。

「空気のはいった、生活のはいった何気なさにある」と表現される、小林による日常的な光景を堪能してほしい。

※1018時(金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(1124日、112日は開館)、1125日/料金は前売り(11月21日まで)1,100円、学生900円/当日1,300円、学生1,100円、中学生以下無料

詳細

住所
東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1-9-1
Tokyo
アクセス
JR『東京』駅(丸の内北口改札前)直結

イベント詳細

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