

松本陽子 宵の明星を見た日
「府中市美術館」で、近年海外での評価も高まっている画家・松本陽子による、美術館で初となる大規模個展が開催。本展では2025年から制作された新作が初公開されるほか、1950年代末の初期作品から最新作まで、厳選された作品群によって構成される。
松本の代名詞ともいえるピンクを基調とした絵画群は、1960年代末のアメリカ滞在でのアクリル絵具と、下地塗りを施さない綿のローカンヴァスとの出合いを起点に、その後の長年にわたる探究と実践の中で生み出されてきた。鮮やかで軽やかな色彩が重なり合い、動きと光に満ちた画面は、見る者を強く惹きつける。
2000年代には油彩画にも本格的に取り組み、緑や黒、青などを用いた豊かな表現へと展開。2026年5月に90歳を迎える現在も、制作は続けられている。
会場は大画面作品の迫力を存分に体感できる構成で、いずれも2メートルを超える大型作品が並ぶ空間は圧巻の一言。松本絵画の醍醐味をじっくりと味わってほしい。
※10~17時(入場は16時30分まで)/休館日は月曜/料金は800円、学生400円、小・中学生200円、未就学児無料
