GYRE GALLERY

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タイムアウトレビュー

表参道にあるファッション複合ビル、『GYRE』の3階にあるギャラリースペース。訪れる人々の意識を刺激するため、さまざまな企画展を展開し、発信を続けている。同じく3階には、日本初進出となる『MoMAデザインストア』、2階にはコムデギャルソンとD&DEPARTMENTによる『グッドデザインショップ』があるので、合わせて立ち寄りたい。

詳細

住所
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3階
Tokyo
アクセス
東京メトロ千代田線・副都心線『明治神宮前』駅(出口4) 徒歩2分/東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線『表参道』駅(A1出口) 徒歩4分
営業時間
11時00分〜20時00分

開催中

永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年

「GYRE GALLERY」で、グループ展「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年」が開催。国内外の現代美術家によって、三島由紀夫(1925~1970年)の遺作『豊饒の海』をテーマに、戦後日本美術の空虚と再生を見つめ直す。 フランスの哲学者、ロラン・バルト(Roland Barthes、1915~1980年)は、「表徴」があふれている中心のない空虚な日本に注目し、それを「意味の帝国」に対し「表徴の帝国」と表現した。天皇・都市・女形・すき焼き・礼儀作法・パチンコ・学生運動も表徴であって、意味から解放された日本文化の自由度を描写した。 本展では、バルトが語った「表徴の帝国」としての日本と、三島が自決する数カ月前に遺した「空虚な国」という視点を手がかりにする。そして、アーティストたちが「意味」から解放された表現を通して、中心なき美の風景を浮かび上がらせる。 参加アーティストは、中西夏之、ジェフ・ウォール(Jeffrey Wall)、杉本博司、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお。ぜひ足を運んでほしい。 ※11〜20時/休館日は8月18日/入場は無料 企画:飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所 所長)
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