「ギャラリー小柳」で、クリスチャン・マークレー(Christian Marclay)による個展「LISTENING」が開催。マークレーのオリジナルコラージュで構成される本展では、新作シリーズ「Concentric Listening」と「Eccentric Listening」を発表するほか、彼のアイコンといえるレコードジャケットを用いたシリーズ「Oculi」の最新作も展示される。
マークレーは1979年、レコードとターンテーブルを楽器として用いたパフォーマンスを開始し、実験音楽の分野で先駆的な存在となった。1980年代以降は即興的なパフォーマンスに加え、聴覚と視覚の関係を探る作品を、映像・写真・彫刻・絵画・版画など多様なメディアを横断しながら制作している。
コラージュは一貫してマークレーの創作の基盤にある。映像やサウンド、紙媒体の作品において、DJのように音楽や映画、漫画、雑誌などポップカルチャーの断片をサンプリングし、重ね合わせ、切り取り、再構成することで、新たなイメージを立ち上げてきた。
本展の新作シリーズは、「LISTENING」すなわち「聴く」という行為に焦点を当てている。音を聴く行為は、長年にわたりマークレーの創作活動を形作ってきた要素であり、音と映像の境界を曖昧にしながら、それらを一つの知覚の領域として提示してきた。
本展を通して、マークレーの現在地を感じてほしい。
※12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料


