「ペロタン東京」で、ベルリン在住のドイツ人アーティスト、グレゴール・ヒルデブラント(Gregor Hildebrandt)の日本初となる個展「…それでも4月に桜は咲く」が開催されている。
カセットテープとレコードを代表的な素材として用い、それらをコラージュしたり、組み合わせたりするヒルデブラント。一見ミニマルでありながら潜在的にロマンティックな絵画や彫刻、インスタレーションを制作する。
会場では、新作を中心に、展覧会タイトルにもある「桜の花」をモチーフとして展開。テープ・ペインティングのシリーズは、小型のものがさまざまなサイズで並び、驚くほど鮮やかな赤が用いられている。
また、本展の中で最も小さな絵画作品『The Red Studio』は 、アンリ・マティス(Henri Matisse)が1911年に制作した近代美術の傑作で、同タイトルの作品へのオマージュだ。ぜひ、足を運んでほしい。
※11〜19時/休館日は日・月曜/入場は無料