「スパイラルガーデン」で、エストニア・ラトビア・リトアニアのバルト三国のアニメーションとイラストレーションを紹介する展覧会が開催。静穏で精緻なバルト地域のビジュアルカルチャーに焦点を当て、同地域を代表するイラストレーターや現代作家による150点以上の作品を展示するほか、厳選されたアニメーション作品の上映も行う。
近年、ラトビアのアニメーション映画『Flow』の国際的な受賞や、リトアニアの芸術家であるミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(Mikalojus Konstantinas Čiurlionis)の大規模回顧展の開催などを通じ、バルト地域のビジュアルカルチャーは日本でも注目を集めている。
同地域のイラストレーションやアニメーションは、スペクタクルよりも空気感を、説明よりも暗示を重視する表現が特徴。繊細で奥行きのある表現は、沈黙の歴史を共有してきた土地の記憶に根ざしながら、現代社会に対する問いも内包している。
会場では、著名な巨匠から現代作家まで、約30人によるイラストレーション作品を展示するほか、50本以上のアニメーション作品を上映する。皮肉のきいたユーモアやシュールで前衛的な実験表現、家族をテーマにした物語など、多彩な作品群を通してバルト三国のアニメーションの魅力をひもとく。
さらに会期中には、バルト地域のクリエーターと日本のスタジオ・出版社をつなぐ業界向けパネルディスカッションやネットワーキングセッション、ワークショップを開催。加えて、バルト三国のイラストレーターやアニメーション作家による作品を紹介するチャリティーアートオークションも予定しており、収益は日本で暮らすウクライナ難民支援に活用される。
また、「2025年日本国際博覧会」で活動した、バルト三国のポルチーニ茸(だけ)マスコット「バラビちゃん」も登場。同地域の視覚芸術に宿る豊かな物語性と、現代クリエーターたちによる実験的な表現を垣間見ては。
※11〜19時/入場は無料







