栗林隆 : 出部屋

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タイムアウトレビュー

「境界」をテーマにさまざまなメディアを使いながら制作を続けている、栗林隆の展覧会。栗林は、東西に分かれていた歴史を持つドイツに滞在していた影響もあり、これまで、国境や水平線、福島第一原発事故による立ち入り禁止区域という「境界」など、さまざまな「境界」にまつわる作品を生み出してきた。

今回の展示タイトルは、この秋、瀬戸内国際芸術祭にて栗林が作品を発表する舞台である香川県伊吹島の産院跡地「出部屋(でべや)」。出部屋とは、島の風習で女性が出産前後1カ月を女性だけで集団生活していた場所であり、お産という命の境界線を象徴するような場所だ。

本展では、福島の土と根、伊吹島の土と植物、人工的な植物であるカイワレの種などさまざまなものを素材とし、老子の言葉とともに「ある」ことと「ない」ことの「間」を創り上げ、栗林にとっての生まれる場所「出部屋」を展開する。

9月28日(土)からは『瀬戸内国際芸術祭2019』にも作品を展示。そちらも併せて訪れてほしい。

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