板橋区立美術館

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板橋
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タイムアウトレビュー

板橋区赤塚5丁目、新大宮バイパスを少し入ったところにある区立美術館。常設展示はないが、江戸狩野派を中心とした江戸時代の古美術、大正から昭和前期までの前衛美術作品、区内ゆかりの作家などの作品を収蔵している。年に数回開催される企画展は、『江戸文化シリーズ』や『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』『20世紀検証シリーズ』といったユニークなもの。また、各種講座や美術教室、ワークショップなどを開催し、好評を博している。

駅から少し離れているが、付近には区立郷土資料館や区立赤塚植物園などもあるので、散歩するのにはちょうどいい。

詳細

住所
東京都板橋区赤塚5-34-27
Tokyo
アクセス
都営三田線『西高島平』駅 徒歩13分
営業時間
9時30分〜17時00分(入館は閉館の30分前まで)/定休日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

歸空庵コレクションによる洋風画という風 ー近世絵画に根づいたエキゾチズムー

江戸時代中期に描かれた「秋田蘭画」や、司馬江漢(しば・こうかん)らの絵画の名品で知られる「歸空庵(きくうあん)コレクション」。本展は、1990年から「板橋区立美術館」が寄託を受けている中から選りすぐった作品群と、新たに寄託された作品を紹介する、実に20年ぶりとなるコレクション展だ。 洋風画とは、明治時代に油彩画が本格的に輸入される前、桃山〜江戸時代に日本国内で描かれた西洋風の絵画のこと。キリスト教の布教に用いるために持ち込まれた「聖画」や、江戸中期の中国人画家による写生画の流行、オランダからの洋書や銅版画の流入によって、油彩画などの研究が進んだ。 近世の絵画に新鮮な風を送り込み、これまでにない表現を切り開いた洋風画。貴重な個人コレクションを通してその知られざる魅力に迫る、見応えたっぷりの展覧会である。 ※9時30分~17時(入場は閉場の30分前まで)/定休日は月曜/入場無料

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