

神田祭
日本三大祭の一つとして知られる「神田祭」が今年も開催。神田、日本橋、秋葉原、大手町など108町会の氏神であり、東京の総鎮守として知られる「神田明神」を中心にした祭りだ。2025年は本祭に当たり、特に大規模で華やかな祭礼となる。
最大の見どころは宮神輿(みこし)や山車、武者行列などが神田から秋葉原を巡行する「神幸祭」。約30キロメートルという長い距離を、平安時代の衣装をまとった人々が練り歩く。東京のど真ん中にいながら、タイムスリップしたかのような光景が広がるのは、まさに壮観だ。
そのほか、約100基の神輿が江戸っ子たちの威勢のよい掛け声とともに神田明神を目指し、次々と境内へ宮入して参拝を行う「神輿宮入」や、最終日の「例大祭」など盛大な催しが繰り広げられる。
女性だけで担ぐ「元祖女みこし」や、神田や秋葉原駅の構内を神輿が巡る珍しい場面にも注目したい。
※時間は祭事により異なる/観覧は無料