育児放棄がもたらした実在の事件をもとに描く映画『子宮に沈める』が、11月9日(土)より劇場公開されている。苫小牧、大阪など、近年も繰り返される育児放棄による乳幼児の致死事件。同映画では、「良き母」であろうとした女性が、経済的困窮や周囲の無理解に苦しみ、ついには育児放棄へと至る過程を描き出すことで、母親と子供を追い込んだ「社会的な孤独」を静かに鋭く浮かび上がらせる。
上映期間中、劇場では子を持つ母親のためのサービスを実施。ロビーでのベビーカー用パーキングの設置、母子手帳の提示による入場料割引のほか、毎週水曜日の朝の回を子どもと鑑賞できる「ママタイム」として設定する。割引の対象は母親のみとなるが、ぜひ夫婦やカップルで鑑賞してみてはいかがだろう。