代々木4丁目にある 『立正寺』を出て、右にずっと歩くと住宅街の中に『切通しの坂』と書かれた標識を見つけることができる。ここは大正から昭和初期を駆け抜けた洋画家=岸田劉生が風景画『切通之写生』にて描いた坂だ。当時の日本美術界で写実的な作風の中から独自表現を追求し、38歳という若さでこの世を去った劉生。1915年、彼が24歳の時に描いたこの作品は現在、竹橋の東京国立近代美術館にて鑑賞できる。作品を鑑賞してから現地を訪ねれば、在りし日の劉生が写実絵画のなかで何を描こうとしたのかが、発見できるかもしれない。
切り通しの坂
広告
タイムアウトレビュー
詳細
- 住所
- 東京都渋谷区代々木4-19
- 東京
- アクセス
- 小田急小田原線『参宮橋』駅 徒歩4分、京王線『初台』駅 徒歩8分
広告
関連情報
関連情報
Discover Time Out original video