コロナ終息を願う、和菓子屋のアマビエチャレンジ

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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今、Twitterで話題になっているのが、新型コロナウイルス終息を願う#アマビエチャレンジ#アマビエ和菓子という各地の和菓子屋の取り組みだ。そもそもアマビエとは、江戸後期に肥後(現在の熊本県)で、疫病が流行した際に現れた、半人半魚の姿の妖怪である。当時の瓦版には「病が流行したら自分の姿を写して人々に見せるよう、伝えて消えた」との記述もあったとか。

3月には、水木しげるのアマビエ原画が公開されたことも話題になった。

アマビエチャレンジとは、このアマビエを模した和菓子を各地の職人が作るという取り組み。その美しい技術とかわいらしいフォルムを眺めているだけで少し幸せな気持ちになれる、ステイホームの癒しだ。

和菓子はもともと無病息災、厄除けを祈念したものが多いということもあり、なんだか利益もありそうだ。

ここでは、取り寄せ可能なものや、自分で作れるアマビエ和菓子キットを販売する店などをピックアップして紹介する。

かんたんなゆめ(渋谷)

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マルチアーティストSeihoが、渋谷にオープンしたおでん屋「そのとうり」の昼の部は、和菓子屋として営業している。日本茶と創作和菓子の店「かんたんなゆめ」のアマビエ。購入はできないがまさにアートと呼べる。

けずりひや京都祇園

5月29日から夏向けに販売をスタートした『あまびえ氷』(1,000円)
5月29日から夏向けに販売をスタートした『あまびえ氷』(1,000円)

けずりひやは、新雪のようにさらさらな食感の氷をベースに、厳選された京都の 抹茶、ほうじ茶、紅茶のフレーバーを味わいながら、かき氷アートが楽しめる、 新感覚のかき氷を提供する店。 「アマビエ」をラテアートのようにふわふわのかき氷に描いた、「あまびえ氷」は、けずりひやの自信作だ。

公式サイトはこちら

川越 くらづくり本舗

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川越の銘菓をはじめ、四季折々の和菓子、懐かしい菓子などをそろえる和菓子メーカー。当初、工場長と少しでも笑顔になっていただけたらと相談し、非売品として疫病退散祈願の『アマビエ』の上生菓子を作り、SNSに投稿したところ、大きな反響を呼び、店頭販売へ。また、自宅で楽しめるようにと職人がアマビエを作る動画も公開されている。

オンライン販売は行っていないが、公式サイトからはさまざまな和菓子が購入できるので、ぜひチェックして欲しい。

かすりや

山形県にある和菓子店かすりやでは、アマビエ手作り和菓子体験セット(取り寄せ可能)を販売。取り寄せも可能なので、ゴールデンウィークに自らチャレンジしてみるというのもいいだろう。

公式サイトはこちら

磯子風月堂(横浜)

横浜にある、1938(昭和13)年創業の老舗和菓子店。3月から「アマビエ様」を販売。人気のため、品薄だがオンラインからも購入できる。公式サイトはこちら

お菓子の香梅(熊本)※近日中に店舗での販売を終了予定(2020年6月8日時点)

4月22日から、香梅各店(テナント店除く)で販売。3種の個性あるアマビエが印象的だ。オンラインでの販売はしておらず、数量限定。

そのほかにも、全国各地の和菓子職人がさまざまなチャレンジしているので、ぜひチェックしてみてほしい。

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