ザ・グレート・マドラス

アラウンド・ザ・ワールド、ベストデザインホテル10選

シンガポール、ペナン島、ロサンゼルスでスタイリッシュに眠る

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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 シンガポール:ウェス・アンダーソンの世界

シンガポール:ウェス・アンダーソンの世界

ザ・グレート・マドラス

ウェス・アンダーソンの映画『グランド・ブダペスト・ホテル』を思わせるホテル。ただし、紫のユニフォームを着たコンシェルジュとベルボーイはいない。ホテルの内装はパステル調で、壁紙には絵柄があしらわれている。客室を含むあらゆる場所にインスタ映えする要素があり、とてもおしゃれだ。客室は、5種類。それぞれが、レトロな家具と印象的な壁紙で飾られている。滞在を思いっきり楽しむのであれば、ザ・グレート・スイートがおすすめ。スタディー・デスクがあり、さらにバブルバスも楽しめる円形のバスタブを完備した部屋だ。

シンガポール:ショップハウスをリノベーション

シンガポール:ショップハウスをリノベーション

ケサ・ハウス

ケオン・サイクにある、3階建てショップハウスをリノベーションして誕生したデザインホテル。短期でも長期でも、地元の活気を感じながら、暮らすように泊まれるのが魅力だ。内装のキーカラーは、地中海風のターコイズで、共有エリアもスタイリッシュだ。ホテルにいくつかレストランやバーがあり、そのなかの一つは、受賞歴もあり人気のザ・オールド・マン・フロム・ホンコンだ。このホテルには、サービスアパートメントのような設備が揃った部屋もあり、リラックスしながら、家にいるように過ごせる。おすすめの部屋は、スカイ・ダブル。天井に窓が付いているので、夜空を見ながら寝ることもできる。

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シンガポール:19世紀のパリをイメージ

シンガポール:19世紀のパリをイメージ

ザ・ヴァガボンド・クラブ

カランにあるデザインホテル。内装のインスピレーションは、19世紀末のパリをイメージしたものだ。豪華な真紅のヴェルヴェットや、金の装飾が使われている。やんちゃで、活気あふれる人たちが楽しめる遊び場と言えるだろう。ホテルで滞在制作をしているアーティストたちの間をすり抜けながら、バーに入ってみよう。そこは、文化的で創造的な空間だ。上品なジャズのライブも行われている。名物のカクテルを飲みながら、楽しい夜を過ごそう。さらに探究心があるならば、ホテルが主催するガイドツアーに参加してみてもいいだろう。ホテル周辺のアラブ・ストリートやリトル・インディアを歩きながら、シンガポールの文化の多様性を実感できる。

シンガポール:カスタム家具やオリジナルのアートワーク

シンガポール:カスタム家具やオリジナルのアートワーク

シックス・センスズ・マックスウェル

贅沢で魅力あふれるこのホテルの客室には、カスタム家具やオリジナルのアートワークが備わっている。ノーマルタイプの客室は4種類、スイートタイプの客室は2種類が用意されている。おすすめの客室は、ヨーロピアンスタイルのインテリアでデザインされた、ザ・テラスだ。硬い木のフローリングで、プライベート・バルコニーもある。シャンパンでも飲みながら、タンジョン・パガーの夜景を楽しむのがいいだろう。

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 ペナン島:一風変わった壮大な装飾

ペナン島:一風変わった壮大な装飾

チュリア・コート

デザイン的には分類しずらいが、その一風変わった装飾はかなり壮大だ。あるプラナカン一家がスタイリッシュな後継者に壮大な店の敷地を残していたなら....このホテルがその結果だろう。中庭を一望すると、唐錦、その隣にビーズカーテンアンティークのチーク家具が見える。それとは対象的に、バーにはモダンなスツールや装飾された鏡があり、紙提灯のやさしい灯りを写し込んでいる。1階のロングバーはあらゆるサービスの中心であり、チェックインデスクにもなっている。

 ペナン島:芸術的感性を磨く

ペナン島:芸術的感性を磨く

ザ・ブルー・マンション

チョン・ファッ・ツィー・マンションとしても知られているザ・ブルー・マンションは、地元の保存活動家が19世紀の大邸宅を元の栄光を感じる姿に戻すまでは、荒れていた建物だった。控えめな豪華かさなどと言うものがあるとしたら、ここの装飾がまさにそれだ。過去の時代からある元の調度品などは、その引き立て役を担っているにすぎない。ユネスコ文化遺産保全賞を受賞した建物に滞在するという貴重な経験を通して、芸術的感性を磨くための理想的なひと時を過ごせる。

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ペナン島:自然との融合

ペナン島:自然との融合

マリホーム

周囲の環境と違和感なく融合しているマリホームは、自然の中で邪魔にならない建築の好例だ。古い線路などの再利用物資が構造を支える梁へと変貌を遂げている一方で、回収品の木材といった有機資材は基礎部分に使われている。「香り高き米の家」という名前の由来にふさわしく、本当にユニークな体験を提供してくれる。リノベーションされたコメ納屋に滞在できる機会というのは頻繁にあるだろうか?

 ロサンゼルス:バーの上階で眠る

ロサンゼルス:バーの上階で眠る

ホテル・コヴェル

地元で人気のバー・コヴェルの上階にあるホテル。バーの創業者のダスティン・ランカスターがオーナーを務めている。客室は9部屋あり、どれも設備が整っている。それぞれ小さな読書スペースがあり、レコードプレイヤー、猫足のバスタブ、システム家具が置かれている。愛らしいスメッグ社製の冷蔵庫には、地元産の食べ物や飲み物が入っている。

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 ロサンゼルス:アトリエみたいな雰囲気

ロサンゼルス:アトリエみたいな雰囲気

パリハウス

アーティストのアトリエのような雰囲気のデザイン・ホテル。36部屋ある客室には、古い本が並んだ棚、カスタムデザインの革張りの家具などが置かれていて、壁の一部には、むき出しのレンガが使われている。このホテルは、数週間、または数ヶ月間でも、まるでロサンゼルスに住んでいるかのように過ごしたい人に最適だ。カジュアルな中庭のレストラン、マルディや、ヴィンテージ風のロビーラウンジなどの楽しい共有スペースも素敵。ずっとここにいたい、と思えるようなホテルだ。

ロサンゼルス:バーのカクテルリストに釘付け

ロサンゼルス:バーのカクテルリストに釘付け

エース・ホテル・ダウンタウン・ロサンゼルス

ナイトアウトを楽しんでいる人たち、アーティストやミュージシャンに人気のホテル。ホテル内には、ルーフトップバーに加え、ニュー・アメリカン料理を楽しめるレストランやコーヒースタンドがあり、宿泊客以外も利用することができる。1920年代に建てられた建物には、文化的価値がある。しかし、ホテルを訪れている人たちには、外壁の石細工に見られるスペインゴシック風のモチーフよりも、バーのカクテルリストに興味を引かれるに違いない。

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