ダンサーの平山素子(ひらやま・もとこ)と、パーカッショニストの加藤訓子(かとう・くにこ)によるパフォーマンスが、彩の国さいたま芸術劇場にて上演される。初共演となる2人が挑むのは、スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)による初期代表作『ドラミング』だ。平山は、『世界バレエ&モダンダンスコンクール』にて金メダルとニジンスキー賞をダブル受賞して以降、ダンサーとしてもコレオグラファーとしても、常にシーンの最前線で活動してきた。一方の加藤は、マリンバをはじめ様々な楽器を自在に操り、ライヒ自身からも絶賛を受ける世界的なアーティストだ。2016年の作品『Hybrid -Rhythm & Dance』でも、バスク音楽やアイヌ音楽に果敢に取り組んで成功を収めた平山だけに、加藤によるライヒ作品との異種混交に期待が高まる。
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『インタビュー:平山素子』