「千葉県立美術館」で、印刷の歴史とその美しさに焦点を当てた展覧会が開催される。思想家や文筆家、デザイナー、職人たちが各時代・各地域で最先端の技術を用いて生み出した貴重な印刷物を、「印刷博物館」のコレクションから厳選して紹介する。
本展では、印刷物に込められた文化的背景や技術に着目し、印刷がどのように時代を映し出し、文化を形作ってきたのかをひもとく。千葉県ゆかりの画家・浅井忠(1856~1907年)が手がけた『甲辰 明治三十七年 暦』をはじめ、海や船をテーマにした作品も並び、千葉の風土とも呼応する展示構成だ。
会場では、宗教や学問を広く共有するためのメディアとして、印刷が果たしてきた役割に注目するほか、日本の印刷史を語る上で欠かせない代表的な印刷物を取り上げる。さらに、地図やポスター、ちりめん本など、多彩な印刷物を通してデザインの魅力にも迫る。
また、体験型展示として、スクリーンに投影された印刷物の世界を歩きながら鑑賞できるデジタルインスタレーション「ページの中を歩く」も登場。細部の意匠や色彩、印刷技術の美しさを、没入感のある空間の中で体感できる。
※9時〜16時30分(金・土曜・7月19日は19時30分まで)/入場は閉場の30分前まで/休館日は月曜(7月20日は開館)、7月21日/料金は1,000円、学生500円(金・土曜・7月19日の16時30分以降は800円、学生400円)、65歳以上・中学生以下無料
