ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館

  • アート, 写真
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タイムアウトレビュー

恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館では、総合開館20周年記念として、ダヤニータ・シン(Dayanita Singh)の展覧会を開催している。今、世界で最も活躍の著しい写真家の一人であるシンは、格差や階級、ジェンダーなどをテーマに、示唆に富んだ作品制作を行っている。特に、「第3の性」と呼ばれる「ユーナック(ヒジュラ)」のコミュニティと彼女との信頼関係が結実した『マイセルフ・モナ・アハメド』や、ヒンドゥー教の修行のためのアーシュラマ(僧院)に暮らす少女たちの生活を写した『私としての私』などは国際的に高い評価を受けている。また近年では、撮り集めた写真を新たな組み合わせのもと、1つの「美術館」として提示する形式の作品発表も精力的に行っている。本展では、初期代表作から「移動式美術館」形式の最新作までが豊富に紹介されており、日本の美術館での初個展にふさわしい充実した内容になっている。

詳細

住所
価格
一般800円、学生700円、高校生以下・65歳以上600円
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